私の音声認識

 私は音声認識が苦手です。脳が無意識に音声認識をしてくれません。音声を認識するのには集中力を要し、脳の使用率を圧迫します。電話が特に苦手で、内容を記憶する事が出来ません。相手の名前が覚えられません。

 

 私の音声認識は、聴いた音声を脳内で文字起こしする必要があります。その文字を読む場合もありますし、文字が浮かぶだけで読まなくても認識できる場合もあります。たいていの場合、視界の中に浮かんだ文字を読みます。集中力が必要で、音声認識をしていると他の事が疎かになります。記憶だったり、視覚だったり、他に脳の使用率を振り分ける事が出来ません。

 

 テレビ放送で字幕がある場合は、字幕を利用しています。字幕は、文字起こしを代行してくれるので、音声認識が簡単です。音声認識の負担から解放され、番組の内容に集中できます。テレビでも、よほど聴き取りやすい人の声でないと、音声認識が負担になります。

 イントネーションに特徴のある人の話し方には困ります。ボビー・オロゴン、増田明美、和久井映見、余貴美子、小倉久寛、この方たちのナレーションは不快で耐えられません。字幕があっても無理です。独特のイントネーションや、声の高さや強さの変化に、脳が混乱します。ナレーション以外であれば、問題がない人もいます。

 

 歌を聴いても、歌詞を認識できません。文字起こしが追い付くはずもなく、音声は人間が発する音として流れていきます。楽器の音と同じような感じです。テレビで歌詞が表示されていても、読むのは追いつきません。私にとっての歌は、音が心地良いかどうかです。歌詞の内容は意味を持っていません。

 

 音声認識には心の準備が必要です。お店のレジで店員に不用意な発言をされても、理解できません。ただ、音が右から左に流れただけになります。私の場合、音の中から人の声を抽出する事も下手なようです。人と話す事が、負担になっています。話を聞くだけなら、まだ楽です。返答の必要があると、相手の話を正しく理解する必要もあるし、自分が話す事の準備も必要ですし、集中力が必要です。

​2022年5月5日