​アナログ時計

 私は、アナログ時計が好きです。デジタル時計は、数字としての把握は速いですが、時間としての把握はアナログよりも遅いです。意味が分からないでしょうが、数字と時間は違うのです。アナログ時計は、針の位置と文字盤の位置とを合わせる必要があり、数字の認識には時間がかかります。しかし、時間を把握するのは、アナログ時計の方が速いです。

 

 デジタル時計の数字を、すぐに時間に変換できません。私にとっての時間は、“アナログ時計の針がどこを指しているか”、だからです。デジタルでも、1秒もかからずに脳内で変換して時間を認識する事が出来ます。実質的には困らないし、デジタルの腕時計を使用していた時期もあります。しかし、その一手間が面倒で苦痛なのです。

 

 アナログ時計だと、分数が60分の1のどこまで進んだのかが、計算しなくても針の位置で把握できます。同じ35分でも、デジタルの35分よりも、アナログの35分の方が、1時間の半分以上を過ぎている感じを、強く感じます。アナログ時計だと、1時間の中の残り時間が、より把握しやすいです。正確な数字ではなく、約3分の1の残り時間しかないのが、感覚で感じる事ができます。

 

 アナログ時計にも好みがあります。きれいな円形で、文字盤は白、文字は黒でアラビア数字、目盛りは毎秒、秒針は毎秒止まる、カレンダーと曜日は不要。余計なものがあると、時間の把握の邪魔になります。スマホの時計は、表示に手間がかかりすぎるので、腕時計が必要です。実は、腕時計の締めつけと重さが不快なのですが、それはまた別の話。

​2022年7月4日