UTMF

 NHKBSに、『グレートレース』という番組があります。番組内容は、基本的にトレイルランニングのレースです。7月28日の放送は、ウルトラトレイル・マウントフジ(UTMF)でした。富士山麓を約160km走ります。長距離のトレイルランのレースは、「がんばる」、「ベストを尽くす」とは何なのかを、考えさせてくれます。

 

 トレイルランのレースの多くは、夜間の中断がありません。夜通し走るのも自由で、休息の判断は選手に任されています。休息が少なくてもペースが落ちない選手もいます。優勝争いをする選手は別次元で、順位の違いは、努力の違いではないのだろうと感じました。ゆっくり走っているように見えても、それぞれの選手がベストを尽くしているのです。まるで、人生のようだと思いました。

 

 順位にかかわらず、楽しそうに走る選手の姿に好感を持ちました。プロスポーツによくある、勝利にとらわれて殺伐としている選手の姿を観るのは辛いです。NHKは、優勝争いに重点を置きすぎに感じました。優勝と同じ価値が、全ての選手にあると思いますよ、NHKさん。

160kmの半分の距離の KAI69kで優勝した、くれいじーかろさん。努力で到達できるレベルとは、思えません。

このコラムを書くために調べていて、ガチオさんを知りました。疲労で胃が食べ物を受けつけなくなっても楽しそう。スポーツ本来の姿が、ここには残っていると思いました。

2022年8月8日