​定型のルール?

 NINOさんは、YouTubeで発達障害に関して話をしています。発達障害の特性について、NINOさんの解釈と経験を織り交ぜた話は、私にも分かりやすいし、共感できる部分も多いです。文字の知識を右から左へ流しているだけの人が多い中で、発達障害を持つ自分の視点を上手に表現しています。羨ましい能力です。今回は、定型発達の人に間違いを指摘する場合のルールです。

 

 NINOさんが仕事仲間とスーパーのお寿司を食べていたら、仕事仲間がツブ貝を食べて、「イカうまかった」と言ったので、NINOさんは「ツブ貝だよ」と言いました。すると、仕事仲間が、「定型はそんな言い方しない」と言いました。定型のルールでは、「それね、美味しかったよね」と言って共感を示す。そして、「私もイカだと思ったけど、でもイカじゃないと思うんだよね」と共感し寄り添っていく。相手から、「じゃあ、何?」と言うように持っていく。そこで初めて、「ツブ貝じゃないかな?」と言う。これが、角が立たない言い方。

 

 以上が、定型のルールのようです。私の感想もNINOさんと同じく、「めんどくせー」。この複雑な手順を覚えられません。単に、「間違いを指摘してはいけない」が、ルールなら覚えられますが、共感を必要とするのが理解できません。さらに、間違いを自ら悟るように相手をコントロールするなんて、私にはできません。定型の人は、こんな高等テクニックをどうやって身に付けるのでしょう。

 

 私は、このルールに乗っ取って間違いを指摘する人を見たことがありません。私から見た定型の人は、他人は非難するけど逆は許さないという、ダブルスタンダードを持っています。この定型の人も、逆の立場で同じ手法を使わないと思います。NINOさんに二度と間違いを指摘させないために、わざと面倒なルールを説明しているように、私には見えます。

​2022年8月22日