top of page
​2023年シーズン、開幕

 2023年シーズンが開幕したプロ野球。パ・リーグの優勝は、福岡ソフトバンクホークスだと思います。怪我をする選手が続出するなどの悲劇に見舞われない限り、優勝するでしょう。私が好きな埼玉西武ライオンズの優勝は、難しいと思っています。森友哉選手がオリックス・バファローズに移籍した分を補う要素も見当たりません。昨シーズンの3位を下回る可能性すらあると思っています。

 

 西武の最後の優勝は2019年、4年前なのに遠い昔に思えます。山賊打線と呼ばれた高い得点力を誇る打線も今は昔。選手の移籍が相次ぎ、昨年はパ・リーグ最低打率となりました。今年で40歳になる中村剛也選手と栗山巧選手には、全盛期の活躍は望めません。ベテラン選手を追い落とす勢いのある若手選手が育っていないのが実情です。

 

 松井稼頭央新監督の開幕3連戦は1勝2敗でした。新入団の外国人選手を1番と2番に起用する打線は、助っ人外国人選手頼みに見えました。選手の起用法にも不満があり、ストレスのたまるシーズンが予想されました。明るい兆しは、愛斗選手と鈴木将平選手が活躍したことです。打撃不振が深刻だった外野手陣のうちの2人が活躍すれば、優勝争いが夢ではなくなります。

 

 ソフトバンクは、千賀滉大投手がメジャー・リーグに移籍し、北海道日本ハムファイターズから近藤健介選手が入団。オリックスは、吉田正尚選手がメジャーに移籍し、西武から森友哉選手が入団しました。私の経験では、1人の選手の移籍や加入では戦力への影響は少ないと思っています。しかし、近藤選手を得たソフトバンクの方が戦力的に有利に思えます。

 

 別に、何位だっていいのです。毎年は優勝できないのは分かっています。でも、「優勝しないよりは、したほうがいい」。そんな、毎年です。

​2023年4月3日

bottom of page