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球技が苦手な理由
私は運動が苦手です。逆上がりができず、バトミントンのラケットがシャトルに当たりません。体育の授業で多くの子が初見でできることが、私はできませんでした。そのため、練習量の差が理由ではないと思っています。体を動かすことも苦手ですが、球技は特に苦手です。最近、「ボールの軌道の予測に、実際の時間よりも時間がかかるのではないか?」と思うようになりました。
ボールの軌道の予測が間に合わないようです。ボールが飛んでいる時間が短すぎて、対応する時間が足りません。ボールの軌道を目で追っているうちに、ボールが地面に落ちてしまいます。キャッチボールの場合、手の動きだけでキャッチするのが限界です。足を動かして体を移動させる時間がありません。「ボールの軌道が予測ができない」と表現したほうが、適切かもしれません。
バレーボールのアタックが上手くできない子に、「ボールを見ていれば勝手に体がタイミングを合わせてくれる」とアドバイスした同級生がいました。私も同じ状況でしたが、「そんな簡単じゃないよ」と思いました。どのタイミングでジャンプすればいいのか、見当もつかなかったからです。タイミングだけでなく、ボールに手が当たるように体を持って行く場所の見当もつきませんでした。
ボールの軌道を予測しようとすると、時間の感覚が消えます。ボールと時間と自分との関連がなくなり、自分が時間から取り残されたような感覚になります。そうなると、自分の未来を予測することもできなくなります。予測ができる人よりも、対応に時間が必要なのだと思います。体感時間が違うのだと思います。だから、できる人からのアドバイスが役に立ちません。膝や手首の使いかた以前の問題なのです。
2023年4月17日
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