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面白くない野球
とりあえず、最下位脱出。埼玉西武ライオンズは、5位の東北楽天ゴールデンイーグルスに3連勝して順位を入れ替えました。勝ったというよりも、勝たせてもらったという印象です。西武よりも楽天のほうが調子が悪いから、勝てたように見えます。勝ったのは嬉しいけれど、松井稼頭央監督の野球が面白くないのが不満でした。見たいのは、「なんで代走を出さないんだよ」と言いながら見る試合じゃない。
終盤に代走を送らなかった試合が2試合ありました。その後のバッターの結果だけを見れば、代走を送っても得点できなかったと思います。足の速い選手との差が生きる場面はありませんでした。しかし、結果は問題ではありません。ベストを尽くしていないのが不満なのです。少しでも足の速い選手に交代し、相手へのプレシャーを少しでも増やそうとしたようには、見えませんでした。
25日の試合では、9回表2アウト、ランナー1,3塁の場面で、1塁ランナーのマキノン選手に代走を送りませんでした。足の速い選手に交代すれば、相手バッテリーが警戒してくれるはず。盗塁を試みた時に2塁へ送球するか、3塁ランナーの本塁突入阻止を優先するか、気にする事が増えるはず。プレッシャーを増やすことができるはず。なのに、代走を送りません。
相手の嫌がる野球をしてほしい。1%でも成功確率を上げてほしい。そう簡単にはミスをしてくれないけれど、守備の焦りを生む要素を作ってほしい。少しでも、バッターへの集中力を削ぐ要素を作ってほしい。足の速い選手が輝く場面を作ってほしい。選手の長所を生かした野球をしてほしい。見る者に、ワクワクを与えてほしい。少しでも、得点への期待を抱かせてほしい。勝利への期待を抱かせてほしい。
2023年6月26日
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