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溜まる、どうする家康
NHK大河ドラマの『どうする家康』。楽しみにしているのとは程遠く、「時間になってしまったか」という感じです。ドラマを楽しむのではなく、作り手がどう描くのかが気になるから見ています。埼玉西武ライオンズの試合と重なった回の録画を見る気力が湧きません。だって、面白くないんだもん。
重い腰を上げて再生した第27話「安土城の決闘」(7月16日放送)が、あまりに酷く、途中で視聴を止めてしまいました。家康は信長を恨んでいて、家康が本能寺の変を起こそうとしています。恨みの理由は、築山殿と信康の処刑です。私には逆恨みに見えます。だらだらと続く白々しい内容に耐えられませんでした。
築山殿と信康が処刑されたのは、武田・上杉・伊達らと同盟を結び、信長と対峙しようとしたからです。戦を避けるための壮大な計画を聞かされた家康は、築山殿の計画に賛同します。武田と空砲を撃ち合って、戦っているフリまでします。私は、信長を裏切る計画を実行した家康が悪いと思います。しかし、作り手が描く家康は、信長が悪いと思っています。ん~、そうなる?
徳川家康は、もっと大局が見える人だと思います。築山殿の計画に乗った自分をさて置いて、信長を逆恨みする家康は見たくなかった。身代わりを用意して築山殿の処刑を偽装しようとしていた家康。築山殿が身代わりの女性を逃がしますが、私は作り手の描く家康の人物像に納得していません。築山殿の身代わりに領民を殺す。そんな家康でいいのか?
もう野球と重なることはないけれど、追い上げるためには、あと6話。見ようと思っても、体が嫌がります。どうしよう。
2023年10月2日
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