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最終決戦

 パ・リーグのレギュラーシーズン最後の試合は、10月10日の楽天 対 ロッテの試合でした。西武ファンの私にとっては何の意味もない試合のはずでした。この試合の中継を見た理由は、ロッテの谷保さんのアナウンスが、まだ聞ける可能性があったからです。

 

 ロッテは勝って2位、引き分けで3位。楽天は勝って3位。3位以内に入れば、日本シリーズ進出を争うクライマックスシリーズに進出できます。3位を争う最後の1試合に大きな価値があるのは、CSがあるからです。それがCSの良い面と言えるのかは、私には分かりません。私は、レギュラーシーズン143試合での優勝の価値を落とすCSは不要だと思っています。

 

 楽天の浅村選手とロッテのポランコ選手が、ホームラン王争いで並んでいました。かつては、自チームの選手をホームラン王にするために、争う選手にストライクを投げないことがあったようです。今回は3位以内になるのが最優先。個人タイトルに構う余裕はなかったようです。個人タイトルを巡る、醜いとされる争いは起きませんでした。それは、CSの良い面かもしれません。

 

 例年であれば、ロッテと楽天の順位に興味はありません。西武以外のチームであれば、優勝もCSも日本シリーズも興味がありません。この試合の興味は、谷保さんのアナウンスする試合があるかどうかでした。ロッテが2位でCSに進出し、3試合ありました。その3試合の中継も見ました。日本シリーズでも聞きたかったですけどね。CSが作り出した価値ではなく、谷保さんが作りだした価値。

 

 

2023年11月13日

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