大谷翔平選手がすごすぎて、何があっても驚かなくなりました。ドジャースとの契約が10年総額7億ドルだと聞いても、「大谷だからね」という感じです。ピッチャーとバッターの両方をやるなんて、できると思っていませんでした。しかも、両方ともメジャーでトップクラスだなんて。みんな、片方だけでも苦労しているのに。

 　埼玉西武ライオンズと対戦した2014年に、私が見てきたどの選手よりも優れた能力を持っていると思いました。ピッチャーとしては田中将大(まさひろ)選手、バッターとしては柳田悠岐(ゆうき)選手を越えていくと思いました。しかし、それはどちらかに絞ればの話。それも、日本での話。メジャーでホームラン王になるとは、夢にも思いませんでした。

 　優れた選手でも、足が遅いとか、守備に難があるとか、何かしらの苦手があるものです。全てがトップクラスの選手は滅多にいません。ホームラン王より、ピッチャーとバッターの両方でトップクラスなのに驚いています。苦手がないだけではなく、全てが得意。しかも、世界でトップクラスだなんて、信じられません。信じられないことばかりで、ホームラン王が埋もれてしまっています。

 　移籍の報道には興味がありませんでした。どのチームでも、年俸がいくらでも、大谷選手が野球をやるのは変わりません。年俸がいくらでも驚きません。大谷選手がすごすぎて、小さなことはどうでもいいのです。私は、大谷選手のすごさを表現する語彙力を持っていません。金額で表現するのも無粋。素人が語るのも無粋。「すごい」としか、言いようがありません。

2023年12月18日