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プロ野球戦力外通告 2023

 年末恒例の『プロ野球戦力外通告』(TBS)を見ました。今回は、2022年に北海道日本ハムファイターズを戦力外になった高山優希選手、2022年に東京ヤクルトスワローズを戦力外になった中山翔太選手、広島東洋カープを戦力外になった薮田和樹投手が取材されていました。プロ復帰を目指す2人の選択が、どちらも美しく見えました。

 高山選手は、1軍出場がありません。しかも、イップスに苦しんでいます。とんでもないボール球を投げている映像が映し出されます。戦力外になったのは2022年です。1年前にどのチームからも声がかからなかったのが評価であり、現実だと思います。1年経ってから声がかかる可能性は低く、結果は見えています。見ているのが辛かったです。

 中山選手は1年目の2019年、35試合に出場、打率.289、ホームラン5本と活躍したようです。プロ初ホームランは埼玉西武ライオンズ戦です。9回に登板したピッチャーが打ち込まれたのは覚えていますが、中山選手のことは覚えていません。その後は低迷、2022年に戦力外となりました。やはり、1年前に声がかからなかったのが現実だと思います。

 高山選手は独立リーグからの誘いがありましたが、引退を決断しました。妻との会話の「やりきった」という言葉が美しく見えました。中山選手は、プロ野球の2軍に参入する新潟アルビレックス・ベースボール・クラブに入団しました。1軍のないチームですが、プロ復帰を目指す姿が美しく見えました。どちらの選択も美しく見え、正解に見えました。今回は当たりの回でした。

2024年1月15日

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