日本ミックスダブルスカーリング選手権大会も見るのが辛かったです。優勝したチームが世界選手権の日本代表になりますが、代表になるのは2人だけです。好きな選手たちが潰し合って敗退していくのを見るのは辛かったです。

　最も辛かったのは、前年度優勝の松村・谷田と前年度準優勝の小穴・青木の潰し合いでした。2次予選最後の試合で、どちらかの敗退が決まってしまいます。昨年の決勝と同じカードですが、勝ったほうしか決勝トーナメントに進めない予選成績での対戦でした。小穴・青木が勝利し、松村・谷田が予選敗退となりました。昨年の世界選手権2位の松村・谷田が決勝トーナメントに進めないとは思いませんでした。

　小穴・青木は準決勝で小野寺・前田に敗れました。2022年に富士急を退団した小穴選手、出産後のミックスダブルスでの活躍は驚異的に見えました。準決勝で敗退したのは残念です。もっと見ていたかった。

　今回からペアを組んだ小野寺・前田の活躍にも驚きました。フォルティウスの小野寺佳歩選手とロコ・ドラーゴの前田拓海選手。コーチは小野寺選手の父の小野寺亮二コーチ。4人制でソチオリンピックに出場した小野寺選手と若手の前田選手の組み合わせも面白かったのに。常呂町ペア。

　優勝したSC軽井沢クラブは上野美優選手と山口剛史選手のペア。若手の上野選手と、4人制で平昌オリンピックに出場した山口選手の組み合わせ。今回からのペアとは思えない強さでした。上野選手は4人制の日本選手権でも優勝。上野選手のドローショットの正確さには、新世代感があります。ミックスダブルスでも優勝してしまうとは驚きました。

結局、誰が負けても辛い。どのチームも世界選手権で見たい。

2024年3月4日