埼玉西武ライオンズの松井稼頭央監督が解任されてから1週間。最初の週の勝敗は、3勝3敗でした。中日ドラゴンズに2勝1敗。読売ジャイアンツに1勝2敗。交流戦に入ったので、対戦チームがセ・リーグになりました。松井稼頭央監督時代と単純に比較ができませんが、週の半分は勝ちました。6試合で、3勝3敗。地獄は抜け出したように見えます。1年ぶりに日常が戻った気がしました。
巨人にも勝ち越したかったけど、強かった。戦力の差が勝敗の差になったように見えました。投手力も打撃力も西武を上回っていて、3連敗でもおかしくなかった。でも、先発投手しだいでは勝負になりそうに見えました。髙橋光成が不調じゃなくて投手戦に持ち込めていたら…。でも、戸郷と菅野は打てない。ルーキーの又木もよかったし。あれだけいいピッチャーを当てられたら、今の西武には分が悪い。週の半分は勝ったから上出来でしょう。
今の西武には優勝する強さはありません。優勝できないのは松井稼頭央の責任ではありませんが、最下位独走は松井稼頭央の責任です。西武よりも上の順位のロッテと楽天と、大きな戦力差がるとは思いません。中継ぎの甲斐野と本田圭佑も投げさせすぎて潰しちゃうし。誰も育てない日替わり選手起用。日に日に弱くなっていく西武を見るのは辛かった。勝とうとしない松井稼頭央が監督の西武の試合を見るのは辛かった。
渡辺久信監督代行になって、同じ打順が続くようになりました。選手の役割が固定されて、選手の特性に合ったプレーができるようになるでしょう。打撃不振で2軍落ちしていたコルデロの起用と、平沼が怪我で離脱するまで滝澤を起用しなかったのは心配です。それでも、ようやく見ることができる野球になりました。1年ぶりに、野球を楽しめました。日常が戻った気がします。このまま、日常が続いてほしい。
2024年6月3日