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代車に難儀する

 昨年の車検で借りた代車に難儀しました。初めて乗る車が代車のときはいつも大変です。購入時のような使い方の説明もなく、お店の人に見送られているのでさっさと走り出さないといけません。いつも大変ですが、今回は強敵に当たりました。

 

 窓の開け方がわからない車は初めてでした。助手席のドアを見るとパワーウィンドーのスイッチがありますが、運転席のドアにはありません。困っているのを察したお店の人がドアを開けて教えてくれました。運転席側のスイッチはインパネの右下にありました。ミラー調整スイッチがよくある場所です。ハンドルの陰で見えないので、初見で発見できるはずがありません。なぜ、素直にドアに付けない?

 

 シート位置も合いません。チルトもテレスコピックもしないハンドル。シートリフターがなく座面の高さを変えられないシート。最大に立てても寝ている背もたれ。シートに背中を着けると空しか見えないので、シートによりかからずに運転しました。おかげで、腰が痛くなりました。

 

 姿勢を大きく崩さないと、ルームミラーに手が届きません。同じく、姿勢を大きく崩さないとシフトポジションが見えないコラムAT。走り出そうと思ってDに入れるのも一苦労。バックしようと思ってRに入れるのも一苦労。エンジンブレーキなんて、夢のまた夢。

 

 重くなったり軽くなったりする電動パワステ。交差点を曲がる途中で、ハンドルが重くなったり軽くなったりします。これが、不愉快。※20年前の車で13万キロなので故障の可能性もあります。

 

 なぜ、使いにくい設計にしたのか。どんな人が開発したのか知りたくて、『ニューモデル速報 第297弾 HONDAザッツのすべて』(三栄書房)をKindleで買いました。550円払ってでも開発者の顔が見たかった。

 

 

2024年7月30日

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