オリンピック、柔道だけは面白い。私はスポーツが嫌いですが、オリンピックの柔道は例外です。私は運動が苦手なので、体育の授業で嫌な思いをしてきました。そのため、スポーツが嫌い。スポーツが得意な人間も嫌い。スポーツが得意な奴は、運動が苦手な私をバカにしたり、戦力にならないことを責めてきたから。選手は、嫌な奴の延長線上にいるから嫌い。でも、オリンピックの柔道は面白い。
1番面白いのは3位決定戦です。銅メダルを獲得し、飛び上がって喜ぶ海外の選手の姿を見るのが好きです。オリンピックの柔道は3位が2人います。女子と男子の試合があるので、1日に4回の3位決定戦があります。メダルを獲得すると人生にどんな影響があるのかを知りませんが、選手の喜びようから素晴らしいことなのが想像できます。金メダルの選手よりも喜んでいるように見えるのも面白いです。
混合団体の3位決定戦も面白かったけど残酷でした。3対3で並んだ決定戦で負けたイタリアの選手が震えていました。決定戦の階級は抽選。ブラジルの選手に開始10秒で投げられてしまいました。同じ相手に2度敗戦。メダルを手にできる選手と、手にできない選手。1回戦負けの21歳の女子選手がイタリアチームの全てを背負うのは重すぎると思いました。勝負だから仕方がないけれど、残酷。あと、韓国の異常にしぶとい選手も面白かった。
メダルまであと1歩で負けた選手のメンタルが心配です。個人戦ならまだいいけど、混合団体の重圧は大変そう。個人戦全階級の選手が登録していたら、14人のメダルがかかっています。スポーツが得意な人が嫌いなので気にしていませんでしたが、最近は気になるようになりました。金メダルでないと評価されないように見える日本の選手もかわいそう。オリンピックに出るだけでもすごいのに。どのメダルでも素晴らしいのに。
2024年8月5日