埼玉西武ライオンズの2025年シーズンのコーチが発表されました。驚いたのは、仁志敏久氏が野手チーフ兼打撃コーチに就任したことです。西武のコーチは、選手時代に西武に所属したOBである場合がほとんどです。今シーズンでOBではないコーチは、平石洋介ヘッド兼打撃戦略コーチだけした。読売ジャイアンツと横浜ベイスターズの選手だった仁志敏久氏が西武のコーチになったのには驚きました。
2025年は、2軍も含めて外部招聘のコーチが4人になります。これには、期待しかありません。OBのコーチにこだわることに、疑問を持っていたからです。新しい風が吹かず、悪い伝統を受け継いでしまっているように見えました。バントが下手だったり、小技がきかないのが西武の伝統だと思っていました。どう見ても、他のチームのほうが野球が上手いのです。今までになかった変化が起きることを期待しています。
OBにこだわるからなのか、1軍のレギュラーになれなかった選手が打撃コーチに起用されることに疑問を持っていました。指導力があるのか不安でした。現役時代に打撃が良かった印象のないコーチの起用が続き、歴史的な打撃不振になってしまいました。打撃不振が原因で、5位と14ゲーム差のダントツ最下位となりました。そうなると、打撃が良かった印象のないOBを打撃コーチに起用することへの不満が強くなっていきました。
OBにこだわるコーチ起用は変わらないと思っていたので、仁志敏久氏のコーチ就任の記事が出ても正式発表までは信じられませんでした。ダントツ最下位になったことで、こだわりから脱却できたのでしょう。これで、バントが下手という伝統からも脱却できるかもしれません。バットが届かないボール球に手を出さなくなることも期待できます。他のチーム並みに野球が上手くなるのなら、ダントツ最下位には大きな意味があったことになります。
2024年10月28日