2024年10月24日に、プロ野球ドラフト会議が開催されました。なぜか、見てしまうドラフト会議。今年も、最後まで見てしまいました。TBSでの放送は1巡目までですが、CS放送のスカイAでは育成指名を含めて最後まで生中継されています。アマチュア野球を見ないので知っている選手はいませんが、最後まで見てしまいます。誰も知らないのに、なぜか面白い。
面白さの理由は夢だと思います。1巡目指名なら、契約金は1億円。指名順位によって低くなって行き、7位で2000万円程度とされています。契約金よりも、プロ野球選手になるという夢が大きいです。指名されて喜んでいる選手は、プロ野球選手になれることを喜んでいるのだと思います。活躍すれば年俸が数億円になるし、メジャーリーグでも活躍できれば、さらに1桁増えます。プロ野球には夢があります。その、入口。
埼玉西武ライオンズが最下位になって、完全ウェーバー制ではないことに不満を持ちました。戦力均衡化のためのドラフトなのに、1巡目指名が重複した場合は抽選になるのはおかしい。優勝チームが抽選に当たれば、第一希望の選手を獲得できてしまいます。西武は1巡目で2回抽選を外し、宗山塁をパ・リーグ3位の楽天に奪われ、石塚裕惺をセ・リーグ1位の巨人に奪われました。最下位なのに、ほしい選手を上位のチームに奪われました。戦力均衡化とは。
西武は支配下で7人、育成で7人指名しました。支配下登録には70人の制限があるので、指名した人数分の空きを作る必要があります。今シーズンは3人が引退、5人が戦力外となっています。プロは、この競争が毎年続く厳しい世界。生き残るのは大変です。全員が活躍できないのはわかっています。でも、全員が活躍してくれるのを願っちゃう。
2024年11月11日