埼玉西武ライオンズが今オフのFA市場に参戦しない意向との報道がありました。普段は楽しませてもらっている西武ファンのTwitterやYouTubeでも、西武の方針に批判的な意見がありました。FA宣言をした選手を獲得する補強をしない西武に対し、「勝つ気がない」と怒っているようです。私は逆で、今オフのFA選手の獲得を望んでいません。

　打てる選手は喉から手が出るほどほしい。阪神からFA宣言した大山悠輔と原口文仁のW獲りを画策しているという報道があり、期待はしていました。近藤健介のときも飛ばしていたzakzakだから、信じてはいなかったけど。本当だとしても、読売ジャイアンツとの争奪戦になれば、西武は分が悪い。金満球団よりも良い条件を出せないでしょう。出せたとしても、高値つかみするだけでしょう。

　30歳を過ぎた選手をFAで獲得するのなら、若い選手を試合で使ってほしい。全盛期を過ぎた選手を獲得しても、成績が下降していくのを見続けることになります。それよりも、若い選手が育っていく過程を見たほうが面白いはずです。育たなかったら育たなかったで、いいのです。それが、私が見たい野球です。試合に出続けてもモノにならなければ、諦めもつきます。

　「勝つ気」って、なんだろう。お金かな。資金力でいえば、ソフトバンクに対抗するのは無理でしょう。FA選手の争奪戦となれば、セ・リーグのチームとも競うことになります。勝つ気を出すことは、金満球団よりも多くのお金を出すことなのか。資金力競争をしても、優勝できるのは1チームだけです。際限のない資金力競争は不毛だと思います。西武が勝つ気になったとしても、金満球団の勝つ気には勝てないでしょ。

2024年11月25日