今年のシーズンオフは、面白いことばかり起きます。今回は、田中将大選手の東北楽天ゴールデンイーグルス退団。田中選手は楽天で最大の功労者だと思うので、36歳での退団は衝撃です。2013年には24勝0敗で、楽天の日本一に大きく貢献しました。でも、楽天なら驚きません。嶋基宏選手も同じ経緯で退団しているし。功労者でも、年齢による衰えに容赦しないのでしょう。華々しく引退することに意味を見いださないのでしょう。
普通の戦力外とは違って、減額制限を超える年俸を提示されたようです。元の年俸が1億円を超える場合は40%、1億円以下は25%。減額制限を超える年俸を提示された場合は、選手が自由契約を選択できます。事実上の戦力外なのかもしれないし、今シーズンの成績の0勝に見合った年俸を提示したのかもしれません。推定2億6000万円の年俸が高すぎたのかもしれません。いずれにせよ、楽天らしいと思います。
埼玉西武ライオンズには来てほしくありません。三振を取るたびに雄叫びを上げていたのを10年以上経っても恨んでいるから。ガッツポーズとか、勝負に勝って過剰に喜ぶのは、自分よりも強い相手に勝ったときにするものだと思うから。あのときは、自分よりも弱い選手を抑えて雄叫びを上げているように見えました。ただでさえ悔しいのに逆撫してくるからね、田中は。対戦相手として見るのは問題ありませんが、活躍を願う立場にはなるのは嫌です。
楽天の方針は冷酷に見えるけど、ドライでいいのかも。過去の実績は関係なく、単純に来年の期待値としての評価。フル出場できない選手が1軍の枠を埋めてしまうのはもったいないし。2~3年足搔かれると、世代交代が停滞してしまうし。成績が下降してきている選手を使うのか、伸びるかもしれない若手を使うのかは、難しい問題です。でも、冷たいよね。
2024年12月2日