私は、メジャー移籍に否定的ではありません。好意的ではありませんが、メジャーリーグにチャレンジできる選手はチャレンジするべきだと思っています。最大の理由は、年俸が1桁違うから。20億円とか30億円とか、埼玉西武ライオンズには支払えるはずのない金額が支払われます。それだけ違えば、仕方がありません。選手は能力で稼ぐのだから、年俸の安いチームに縛られているのを見ていても、面白くありません。
今年の西武ライオンズ、髙橋光成投手と今井達也投手の2人の主力投手が同時にいなくなる可能性が高いです。戦力ダウンは間違いないでしょう。最下位に逆戻りするかもしれません。しかし、今回のメジャー移籍には好意的です。今井は、日本でもうやることがない。今の西武にいることが、もったいない。髙橋光成は、いてもいなくてもいい。8勝9敗だから、いなくても大きなマイナスにはならないでしょう。アメリカで復活してくれたほうが、面白いし。
選手は、遅かれ早かれいなくなります。いつかは引退するし。海外FA権を取得すれば、メジャーに挑戦するでしょう。FA権を取得する前にポスティングでの移籍を容認するのは、チームに移籍金が入るメリットがあるからだとされています。容認しなくても、髙橋は1年、今井は2年で海外FA権を取得できます。そうなれば球団の許可は必要なく、自由に移籍できます。その時まで働いてもらうこともできますが、縛るメリットがあるとは思えません。少しでも若いほうがいいしね。その分、多く稼げるし。
戦力ダウンは確実ですが、今の西武ライオンズは1人の力でどうなるものでもありません。急に強くなって、優勝を狙えるようになるわけないし。最下位回避のために西武で投げ続けてもらうのは、才能の無駄遣いにも思えます。だから、いいんじゃないの。ドラフトで指名したから獲得できただけだし。永遠じゃないし。選手とチームは一体ではないと割り切きらないと。
2025年11月17日