コメディドラマ『豊臣兄弟!』。2月15日放送の第6回「兄弟の絆」は、調略した大沢次郎左衛門をめぐり、小一郎や藤吉郎や大沢が殺されそうになるハラハラドタバタ劇でした。信長は、くないを隠し持っていたことを理由に大沢を殺そうとします。大沢が殺されれば、鵜沼城に人質として置いてきた藤吉郎も殺されます。事態を打開しようとした名探偵小一郎の活躍により、くないを入れた首謀者は信長だったと判明します。
白々しかったですね。ここでは死なないはずですから、小一郎も藤吉郎も大沢も。史実では、死ぬのはもっと先です。なので、小一郎も藤吉郎も大沢も死ぬはずがありません。さすがの信長でも、殺せるはずがありません。このハラハラドタバタ劇を、2月1日放送の第5回のラストシーンから引っ張っての、45分間。長かった。主人公が殺されるかもしれないハラハラドタバタ劇、『どうする家康』で既視感があります。デジャブ。
『どうする家康』の家康はすごかった。信康事件のときに築山殿の身代わりを用意していたり。本能寺の変の直前に「信長を殺す」と息巻いていたり。伊賀越えのときに嶋田久作に首をはねられそうになったり。家康が伊賀越えで死ぬわけがないんですよ。家康が死んだら、松本潤が影武者の徳川家康として最終回まで演じることになりますから。そんな超展開、大河ドラマでできるわけありません。築山殿生存ルートはなし、本能寺は明智光秀、伊賀越えは成功、違う展開にはならないとわかりきった話を見てきました。
『豊臣兄弟!』、落伍するか迷っています。カーリングの中継が同じ時間にあったら、間違いなく落伍していました。今回は、怒鳴り合うシーンが多くて疲れました。なんかね、大声を出をすんですよね。大声で言い争っているの。半沢直樹みたいに。で、すぐに刀を抜くの。パワープレイで押しきる高血圧演技ドラマは、見るのが疲れます。殺されるかもしれないという恐怖を利用したハラハラドタバタ劇は、もうたくさんです。だって、死なないってわかっているのよ。歴史を改竄する気があるのなら別だけど。
2026年2月16日